血液内科Hematology

血液内科とは

白血球、赤血球、血小板などの血液細胞の異常や、白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの血液がん、出血傾向や血栓傾向などの凝固異常症を診療しています。

多くの場合、採血で血液の状態を調べることから始めます。血液細胞の異常は、骨髄検査により診断します。腫瘍やリンパ節の腫れがあるときは、CTなどの画像検査や、適切な診療科で生検を行って、診断につなげます。診断がつきましたら、それぞれの疾患や年齢・体力等にあわせた治療をご提案いたします。

急性白血病: 急性白血病は白血球が悪性化（がん化）した病気です。急速に進行するため、速やかに診断をつけて、適切な化学療法を開始する必要があります。同種造血幹細胞移植（いわゆる骨髄移植）が必要になる場合は、初期治療を行ったのち、移植施設にご紹介します。

悪性リンパ腫: 悪性リンパ腫はリンパ球が悪性化（がん化）した病気です。腫れているリンパ節の一部を生検（切り取って検査すること）して診断します。悪性リンパ腫には多くの種類分けがあり、それぞれ治療法が異なるため、正確な診断をつけることが重要です。

多発性骨髄腫: 多発性骨髄腫は形質細胞が悪性化（がん化）した病気です。病的骨折（骨が弱くなる）、貧血、腎機能障害、高カルシウム血症などを合併します。血液中や尿中に異常タンパク（免疫グロブリン）を認めることが特徴です。

骨髄異形成症候群: 骨髄異形成症候群は血液のおおもとである造血幹細胞に異常を来し、血液がうまく造れなくなる病気です。進行すると白血病に至ることがあり、化学療法が選択肢となります。加齢性に発病する特徴があるため、年齢や体力にあわせた治療をご提案します。

再生不良性貧血: 再生不良性貧血は自分自身の免疫細胞が血液のおおもとである造血幹細胞を攻撃してしまうことにより、白血球、赤血球、血小板など全ての血液細胞をうまく造れなくなる病気です。異常な免疫細胞を抑える治療（免疫抑制療法）や、必要に応じて輸血を行います。

特発性血小板減少性紫斑病: 特発性血小板減少性紫斑病は自分自身の免疫細胞が血小板を攻撃してしまうことにより、血小板だけが減少する病気です。出血症状の程度によって、入院もしくは外来での治療を選択します。免疫を抑える治療のほか、血小板の産生を促進する薬剤等も選択肢です。

1.クリーンルームを活用した診療: 血液疾患の治療では化学療法等により免疫力が低下することが多く、いかに感染症を管理するかが重要となります。血液内科では免疫力の低下の程度に応じ、クリーンルーム（いわゆる無菌室）を活用した診療を行っています。
2.移植施設と連携した診療: 血液疾患の治療では化学療法を行ったのちに、造血幹細胞移植や遺伝子改変キメラ抗原受容体T細胞（CAR-T）療法を行う場合があります。血液内科では大学病院や移植施設と連携し、必要に応じてご紹介できる体制をとっています。

2024年11月 1日　現在

	月曜日	火曜日	水曜日	木曜日	金曜日	第2.4土曜日
午前	外山	安部	小橋藤田	小橋化学療法外来	工藤
午後	外山	安部	小橋藤田	小橋化学療法外来	工藤

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紹介状をお持ちの方は初診でも予約をとることができます。詳細はこちらからご確認お願いします。
外来予約センター（電話番号：042-523-3856）にお電話下さい。

＊現在、新規患者の受け入れを停止しております。

外山　高朗血液内科部長／化学療法センター長／中央検査科部長／中央検査科血液製剤管理室長

資格

小橋　澄子医員

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安部　涼平医長

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工藤　ひまり医員

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戸塚　紀帆医員

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北村　愛花医員

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藤田　進也非常勤

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