代表的な疾患と症状

代表的な症状

• しつこい咳や痰
• 胸部の痛み
• 息苦しさ
• 血痰

代表的な疾患

肺がん

肺に原発した種々の腫瘍です。肺腺癌、肺扁平上皮癌、大細胞肺癌、小細胞肺癌などが含まれます。組織の種類や病巣の大きさ、場所、リンパ節転移や他の臓器への広がり具合で、適切な治療が異なります。一般的にステージＩ～IIIが手術の対象となりえます。

転移性肺腫瘍

肺以外の臓器に生じた腫瘍が、血の巡りやリンパの巡りに乗って肺に転移してしまったものです。病巣が多発するものは手術の対象ではありませんが、少数の場合は手術が有効です。

縦隔腫瘍

左右の肺に挟まれた領域に発生した腫瘍です。良性から悪性まで、様々な腫瘍が発生します。腫瘍の種類によって適切な治療が異なりますが、多くの場合は手術が第一選択となります。

自然気胸

気胸には若年者や喫煙者などに多い自然気胸、打撲などに伴う外傷性気胸、女性に発症する月経随伴性気胸、他疾患に起因する続発性気胸などがありますが、そのうち自然気胸が手術の対象となります。

膿胸、肺膿瘍

肺や胸の中に生じた感染が原因で、胸の中に膿がたまる病気です。薬剤治療と組み合わせる形で、手術が適切な場合があります。

当科の特長

身体に負担の少ない内視鏡手術

胸腔鏡や手術用ロボットを用いた低侵襲手術を積極的に適用しています。胸腔鏡に関しては25年以上の実績があります。また呼吸器外科領域にロボット手術を導入している、多摩地区でもごく限られた施設の一つです。

他領域と協力した拡大手術

疾患が肺にとどまらず隣接臓器の合併切除が必要な病状の患者様についても、耳鼻咽喉科や消化器外科、整形外科などと密接な連携を取り、必要な拡大手術に対応しています。

手術にとどまらない集学的治療

肺癌などの疾患は、病気の状態によって手術以外の手段が適切な場合があります。その場合でも、内科や放射線科などと密に連携をとり、個々の患者様の状態に応じた適切な医療を提供しています。

外来担当表

2024年5月 1日　現在

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スタッフ

山本　達也呼吸器外科部長

資格

• 日本外科学会　専門医
• 日本呼吸器外科学会　専門医
• 日本胸部外科学会　認定医
• 日本呼吸器内視鏡学会　気管支鏡専門医・指導医
• 日本がん治療認定医機構　がん治療認定医
• 緩和ケア研修会受講修了

田中　浩登医長

資格