血管外科とは
血管外科が扱う疾患はどのようなものでしょうか。対象は,動脈、静脈、リンパ管の病気が対象です。簡単にいうと,頭の中,心臓以外の脈管が対象となります。
動脈、静脈が詰まりかける狭窄、詰まってしまう閉塞、外傷による損傷などを手術で治すのが血管外科です。症状の程度によってお薬の治療や手術以外の治療から開始し、手術を実施する場合にはそのメリットとデメリットを十分に相談いたします。
代表的な疾患と症状
代表的な症状
- 足の血管がふくらむ
- 足がむくむ
- 足が冷える
代表的な疾患
- 下肢静脈瘤
- 足の静脈の逆流が原因で静脈が膨らんでくる病気です。受診した多くの方が、命に関わらない病気だからほっといていいよと言われてきたとおっしゃいます。しかし、治療を行うことにより、足が楽になった、きれいになったと喜ばれています。
- 下肢リンパ浮腫
- 足が腫れるのは静脈の病気のみではありません。リンパ浮腫といって、がんの手術の後遺症や放射線治療の後遺症としてあらわれることがあります。炎症を併発するとなかなか治療が困難になります。発症予防、早期治療が重要です。
- 下肢末梢動脈疾患
- 近年動脈硬化疾患として、心筋梗塞や脳梗塞と同様に下肢の動脈の狭窄、閉塞の病気も増えてきています。足が冷える、色が悪いなど、足の状態に何か不安のある方も受診していただければ外来にて検査診断可能です。
当科の特長
- 1.日帰り・一泊静脈瘤治療
- これまで実施していた低侵襲血管内焼灼術に加え、より痛みの少ない血管内塞栓術も導入しております、いずれも日帰りもしくは一泊入院での治療が可能です
- 2.リンパ浮腫外来
- がん術後のリンパ浮腫に対しては形成外科医師による手術治療・リンパ管静脈吻合も実施しています。また、浮腫高度である場合には近隣のリンパ浮腫診療施設と連携しリンパドレナージや包帯法の実施も行なっています
- 3.動脈硬化症
- 動脈血流不全による、足の潰瘍に対しては皮膚科と連携し診療をおこなっています、低侵襲血管内治療についてはカテーテル治療の専門家である循環器内科医師と連携し診療にあたっています
外来担当表
2024年12月 1日 現在
月曜日 | 火曜日 | 水曜日 | 木曜日 | 金曜日 | 第2.4土曜日 | |
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A2: 診察室 |
服部 [乳] |
片井 [食道・胃・大腸がん外来] 予約のみ対応 |
服部 [乳] |
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A3: 診察室 |
秋山 [血] 12/9休診 12/16休診 |
田中 [呼] |
山本 [呼・胸] 12/27休診 |
齋藤 [外] |
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A4: 診察室 |
矢作 [大] |
中村 [上] 12/24休診 |
似鳥 [消] 12/25休診 |
東 [肝・胆・膵] 12/26休診 |
似鳥 [消] 12/6休診 |
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午後 | 手術日 | 手術日 | 手術日 | 手術日 | 午前外来 手術日 |
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スタッフ
- 秋山 芳伸副院長/診療部長/外科統括部長/血管外科部長/緩和ケア科部長/地域医療連携センター部長
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- 資格
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- 日本外科学会 認定医・専門医・指導医
- 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
- 日本脈管学会 脈管専門医・研修指導医
- 日本がん治療認定医機構 がん治療認定医
- 下肢静脈瘤血管内焼灼術実施管理委員会 実施医・指導医
- 日本緩和医療学会 緩和医療認定医
- 緩和ケア研修会受講修了