代表的な症状

• 血尿がでる
• 尿が漏れる
• 残尿がある
• PSA（前立腺特異抗原）が高値だった
• 睾丸が腫れている
• 膣から膀胱がでてくる

代表的な疾患

前立腺がん

前立腺がんは男性の前立腺とよばれる臓器に発生するがんで、近年罹患率が増加しています。診断には血液検査（PSA)、MRI、前立腺生検を行います。治療には手術療法、放射線療法、薬物療法があります。

膀胱がん・腎盂尿管がん

膀胱がん・腎盂尿管がんとは尿を貯める膀胱や、腎臓から尿を運搬する尿管とよばれる臓器に発生するがんで、血尿をきっかけに診断されることがあります。治療には手術や薬物療法があります。

腎臓がん

腎臓がんとは尿を生成する腎臓とよばれる臓器に発生するがんで、初期段階では症状を認めず、超音波などの画像検査で偶然診断されることがあります。治療には手術や薬物療法があります。

精巣腫瘍

精巣腫瘍とは男性の生殖器である精巣（睾丸）とよばれる臓器に発生するがんで、精巣が固く大きく腫れてくることで診断されることがあります。治療には手術や放射線、薬物療法があります。

過活動膀胱

過活動膀胱とは膀胱の筋肉の異常な収縮による、尿意切迫感（がまんできないような突然の尿意や失禁）が特徴の疾患です。治療には骨盤底筋体操、薬物療法、ボトックス膀胱壁内注入療法、仙骨神経刺激療法があります。

尿路結石

尿路結石とは尿中の成分が結晶化され固まった結石で、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石などがあります。突然の脇腹の痛みや血尿で診断されることがあります。治療には手術療法があります。

前立腺肥大症

前立腺肥大症とは男性の前立腺が腫大することによって排尿しづらくなる疾患で、年齢とともに罹患率が増加します。治療には薬物療法や手術療法があります。

膀胱脱

膀胱脱とは出産や加齢よる骨盤底筋の弱体化によって膀胱が正常な位置から下垂してしまう疾患で、膣からなにか臓器がでてくるということで診断がつくことがあります。治療には骨盤底筋体操、ペッサリーリング、手術療法があります。