認知症は誰でもかかる可能性のある脳の病気です
今のところ残念ながら認知症を完全に回避する方法はありません。今のところ残念ながら認知症を完全に回避する方法はありません。ですが、最近の研究から「どうすれば認知症になりにくいか」ということが少しずつわかってきました。
最もよくないことは、「何もしないこと」です。
認知症を予防する対策は
認知症になりにくい生活習慣を行うものと、脳を働かせる簡単なトレーニングで脳を鍛えるものとがあります。認知症になりにくい生活習慣を行うものと、脳を働かせる簡単なトレーニングで脳を鍛えるものとがあります。これらを長く続けていくことで、認知症を発症せずに過ごせたり、認知症になる時期を遅らせたりできます。
① 食生活塩分を控えめにバランスの良い食事野菜・果物(ビタミンC、E、βカロチン)をよく食べる魚(DHA、EPA)をよく食べる
② 運動習慣ウォーキングや体操、週3日以上の有酸素運動をする“なんちゃってジョギング”ちょっと早めのお散歩もお勧め
③ 脳トレ計算、読み書き(新聞のコラムを書き写す)、日記をつける塗り絵や折り紙、パズル、オセロや麻雀などゲームなど
④ 人との交流お友達と食事や買い物などに出かけ交流を保つ地域の活動や介護予防教室など積極的に参加してみる
⑤ 生活を楽しむ趣味を楽しんだり、外出するなど生活自体を楽しむ
このような生活習慣やトレーニングをストレスをためないよう楽しみながら取り組むことが大切です。そして重要なのは「早期発見」と「早期からの予防対策」です。軽度認知障害(MCI)の段階での早期発見を行うことにより、認知症への進行を食い止めることができます。
「ひょっとしたら認知症かな?」と気になることがありましたら、かかりつけ医の先生や立川病院認知症疾患医療センターへ相談しましょう。