立川病院

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慢性副鼻腔炎

耳鼻咽喉科・頭頸部外科

慢性副鼻腔炎

人間の鼻の中には大きく分けて4つの空洞があり、鼻腔と繋がっているため副鼻腔と呼ばれています(上顎洞、篩骨洞、前頭洞、蝶形洞)。
鼻の粘膜の機能が悪くなると副鼻腔に炎症性の物質が溜まってしまい、粘りっ気のある鼻水や膿のような鼻水が出て、喉に垂れ込んで痰や咳の原因となったり、顔や頭が痛くなったりすることもあります。
これが副鼻腔炎(蓄膿症)です。副鼻腔炎は抗生物質で治療を行うことが多いですが、長く薬を飲み続けても改善しない場合には手術が必要です。
副鼻腔炎にはいわゆる蓄膿症以外にも、アレルギーや喘息の体質と関連したにおいの障害や鼻づまりが主な症状である好酸球性副鼻腔炎や、カビ(真菌)が住みついて症状を引きおこす副鼻腔真菌症や、上あごの歯の炎症が原因となる歯性上顎洞炎などがあります。
飲み薬で治りの悪い副鼻腔炎に対して、全身麻酔で内視鏡を使って手術をしております。症例によっては、鼻手術用ナビゲーションシステムという機器を使用しています。
手術は両側で2-3時間程度、入院期間は4-6日程度です。
副鼻腔炎の方は症状に「慣れてしまっている」方も多く、きちんと治療することで生活を快適にする可能性もあります。
症状のお困りの程度に関わらず、是非一度相談されてはどうでしょうか。