声帯ポリープ
声帯にこぶのような腫瘤(ポリープ)が生じた状態で、血管が破綻したことによるものされています。無理な発声を行うことが一番の原因となります。歌手や講師、政治家、カラオケやスポーツ観戦など大声を出す機会が多い人によくみられます。喫煙や局所の急性炎症も誘因となるため、風邪でのどに炎症があるときに無理に発声した後などにも生じます。
声がれ(嗄声)が主な症状ですが、のどに違和感を感じることもあります。
いつもは、歌えていた歌が歌いにくくなり、話すのに疲れを感じることもあります。できて間もないポリープであれば、声を使わずに声帯を休めたりすることで消えることもありますが、声帯を休めても改善しない場合や大きな病変の場合には、手術が望まれます。
手術は、全身麻酔で喉頭微細手術(ラリンゴマイクロサージェリー)といって、顕微鏡による拡大視のもとに病変を切除します。手術は30分〜1時間程度で入院期間は4日で行っていますが、手術後声の安静(声を出さない)期間を1週間取っていただいております。お困りの際には是非ご相談ください。