立川病院

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喘息の治療薬

呼吸器内科医長 福井 崇大

吸入ステロイド

喘息の治療の主役は吸入ステロイド(ICS)です。喘息の診断を受けた多くの方が吸入薬を処方され、毎日使用するように医師から指導されます。ステロイドにより気道炎症を改善し、リモデリングと呼ばれる将来的な気道の狭小化を防ぐことができます。そのためには処方された通り、長期的に使用することが重要です。

自分に合った吸入薬

ICSには様々な吸入器(=デバイス)があります。若い人と高齢者では吸い込む力が違うので薬の形にはドライパウダーやエアゾールがあり、補助具を使用することで効率よく吸入することもできます。1日の吸入回数も薬によって違います。喘息の症状が強い場合に吸入回数を自分で調整できるタイプのものもあります。長く続ける薬ですので自分に合ったものを見つけることが大切です。

その他の治療薬

長時間作用型β刺激薬(LABA)、長時間作用型抗コリン薬(LAMA)、ロイコトリエン拮抗薬、テオフィリンなどの薬剤を重症度に応じて組み合わせます。

新しい喘息の治療薬

それでもコントロール不十分な喘息患者さんに対して新たな治療選択として生物学的製剤というものがあります。これを2~8週おきに注射をすることで、喘息の症状が改善し、病院の受診回数が減ったという患者さんもいらっしゃいます。それでもコントロール不十分な喘息患者さんに対して新たな治療選択として生物学的製剤というものがあります。これを2~8週おきに注射をすることで、喘息の症状が改善し、病院の受診回数が減ったという患者さんもいらっしゃいます。
喘息は単なる咳だと軽く見てはいけません。自分の喘息治療を見直してみたいという方は、当院へ一度ご相談ください。