がんとステージ
がんには色々なステージがあるということを聞いたことがありますか?
がんのステージとはがんの広がり具合を示したもので、日本語では「病期」とも呼ばれています。0から4までの五段階で示され、がんの大きさ、まわりのリンパ節への広がり、他の臓器への広がり具合から決定されます。また、がんの種類によって色々な決定方法があります。0期は小さく止まっている状態で、数字があがるほど広がっている状態を示しています。診断されたステージから今後の病気の見通しや、勧められる治療方法や期待できる効果を予測することができます。
きちんと自分のがんの状態を知って、生活や仕事などを考えた上で、自分にとって最も良いと思われる治療を選択できるよう相談することがとても大切です。
ステージが低いうち、つまりがんの広がりがすくないうちの早期発見(診断)と早期治療が大切になります。早期発見されたがんが治る確率は約90%と報告されています。
各種がんの早期診断のため、市町村ではがん検診を進めています。補助がありますので、比較的安価で受診することができます。広報誌やホームページを確認してみてください。個人で人間ドックを受診することもよいでしょう。