疾患の説明
褥瘡(床ずれ)は、外力がかかることで骨によって圧迫された組織が障害された状態を指します。体に加わった外力は、骨と皮膚に挟まれる体全体の血の流れを悪くします。その状態が長く続くと、挟まれた部分は血が戻らなくなり、褥瘡となります。
症状
紅斑(赤い斑点)、紫斑(あざ)、水疱(水ぶくれ)、びらん(水疱が破けてジクジクした状態)になります。軽ければ紅斑だけで治癒に向かいます。しかし紫斑、水疱など程度が重くなるにつれて、壊死や感染を伴うようになります。
褥瘡は発生直後が最も悪い状態ではなく、発生に気づいて治療や予防処置を開始しても、しばらく進行する特徴があります。
治療
栄養状態、浮腫などの全身状態の改善が最も大切です。その上で、褥瘡局所の治療が成り立っています。局所の治療においては、感染を制御して壊死した部位を除去し、肉芽(傷が治る過程でできる、赤く盛り上がった粒々した組織)を育てる軟膏を用いるという段階を踏みます。壊死した部位は軟膏で溶かしたり、物理的に切除したりといった方法で除去します。
どの治療を行うか、どこを治療目標にするかは、栄養状態などに依存しますが、特に栄養状態の低い方では、一旦できた褥瘡は治らずに、付き合っていくものになることが多いです。
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