疾患の説明
疥癬はヒゼンダニが皮膚の一番表面(角層)に寄生する、人同士でうつる感染症です。高齢者施設、養護施設、病院などでの集団発生が知られています。
原因
ヒゼンダニはとても小さく、肉眼ではみえないですし、人間の皮膚から離れると数時間で死滅し、16度以下では動かなくなります。また高熱や乾燥に弱く、50度以上10分以上の環境で死滅します。しかし感染が成立すると、自然に消えることはなく、家族などよく接する人へと感染していきます。
症状
手首の内側、指の間、足首の皮膚、肘の内側・腋等で、皮膚のシワの中で広がっていきます。全身に感染している疥癬のうち、80%程度が手に感染していると言われます。
疥癬自体は見えませんが、疥癬が皮膚の中で這って進むことで皮膚がV字型に剝けた様子は、肉眼で確認できます。
時に、膿、水ぶくれ、丘疹というぶつぶつした様子が見られます。
検査
ダーモスコープという皮膚科の検査道具で皮膚状態を確認し、疥癬のいると思われる場所の皮膚をつまみ取り、顕微鏡検査で確認します。治療
体重15kg以上ではストロメクトールという内服薬があります。年齢、体重など何らかの理由で内服できない場合、外用薬で治療します。
フェノトリン(顔には外用しない)、クロタミトンなどいくつかの選択肢がありますが、外用薬の中で、海外では使用できるものの日本では使用できない製品があります。
いずれの治療でも、治療後に、死んだヒゼンダニに対するアレルギー反応として掻痒や湿疹が一時悪くなることがあります。
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